記念講演

講演はオンラインで実施します。
一般公開なのでどなたでも無料で参加可能です。
また、後日期間限定でオンデマンド視聴をできるようにする予定です。


一般公開(無料)

奨励賞受賞記念講演

9月11日(日) 14:30 ~ 15:30

「今ここ」にある過去


田中 秀男 先生(関西大学)

「今ここ (here and now)」は、人間性心理学において「伝統的かつ中心的テーマの一つ」(佐々木, 2007) と言われています。しかし、「今ここ」の捉え方は、人間性心理学の研究者・実践家間でも異なっているのが現状です。本講演では、ユージン・ジェンドリンらによる研究結果 (Gendlin et al., 1960) や彼の哲学概念「遡及的過去 (retroactive past)」 (Gendlin, 1991) をもとに、「今ここ」で新たに意味づけされる過去について検討します。検討をもとに、カール・ロジャーズやフリッツ・パールズの著作 (Rogers, 1970; Perls, 1973) における「現在」と「過去」との関係を考察します。考察により、「今ここ」の重要性が人間性心理学会において語り合われるための、ひとつのきっかけとなれば幸いです。

講演者紹介

田中 秀男(たなか ひでお)

関西大学非常勤講師、博士(心理学)
国際フォーカシング研究所認定フォーカシング・トレーナー

略歴

1996年 法政大学社会学部卒業
2014年 関西大学大学院文学研究科修士課程(哲学専攻)修了
2018年 関西大学大学院心理学研究科博士課程(臨床心理学専攻)修了

主要著書

ジェンドリンの初期体験過程理論に関する文献研究」単著, 『明治大学図書館紀要』8, 56-81, 2004.
“待ってくれる”人、ジェンドリン:30分の幸福な面会時間を振り返って」単著, 『日本フォーカシング協会ニュースレター』, 8(1), 4-6, 2005.
『ロジャーズ主要著作集第2巻 クライアント中心療法』共訳, 岩崎学術出版社, 2005.
ジェンドリンの心理療法研究における過程変数」単著, 『心理学叢誌』16, 105-11, 2016.


一般公開(無料)

学会賞受賞記念講演

9月11日(日) 16:00 ~ 17:00

私と人間性心理学
パーソンセンタード・アプローチ(PCA)とフォーカシング指向アプローチ(FOA)を中心に


伊藤 義美 先生(名古屋大学名誉教授)

これまでの実践・研究・教育・訓練を、当学会での活動も含めて振り返り、私のパーソンセンタード・アプローチ(PCA)、エンカウンターグル―プ、フォーカシング、フォーカシング指向アプローチ(FOA)に関するかかわりと取り組みについて述べる。

講演者紹介

伊藤 義美

名古屋大学名誉教授

略歴

名古屋大学教育学部教育心理学科卒業、名古屋大学教育学研究科満了。博士(教育心理学)。シカゴ大学訪問教授。名古屋大学情報文化学部・人間情報学研究科教授、環境学研究科教授等を経て、現在、名古屋大学名誉教授。

主要著書

『フォーカシングの空間づくりに関する研究』(風間書房)
『フォーカシングの展開』(編)(ナカニシヤ出版)
『パーソンセンタード・エンカウンターグループ』(編)(ナカニシヤ出版)
『エンカウンター・グループの新展開』(共編)(木立の文庫)
Mearns &Thorne著『パーソンセンタード・カウンセリング』(訳)(ナカニシヤ出版)
パートン,C著『フォーカシング指向カウンセリング』(訳)(コスモス・ライブラリー)等。


講演参加申し込み

非会員の方で学会賞ならびに奨励賞受賞記念講演への参加を希望される方は、申込フォームより申し込みをお願いいたします。

申込期限:2022年8月31日(水)

参加申し込みは終了いたしました。